先日、往診依頼があり伺いますと40歳代 女性
主訴は左側下肢のつっぱり感
1月上旬より調子悪く1週間前より増悪
随伴症状は両側下肢しびれ感、両側下腿浮腫と冷感、逆流性吐気のため食欲不振、腰痛、肩こり感等々で運動痛がかなり辛そうで体位変換も自力ではできない
2年前、一病院では線維筋痛症と診断されていた
線維筋痛症とは *Wikipediaより抜粋
原因不明の全身の疼痛を主症状とする。不眠、うつ病などの精神神経症状、過敏性腸症候群、逆流性食道炎、過活動性膀胱などの自律神経系の症状を随伴することがある。ドライアイ・ドライマウス、逆流性食道炎などの粘膜系の障害を合併しやすい。疼痛は腱付着部炎や筋肉、関節などにおよび、体幹や四肢から身体全体に激しい疼痛が広がる。
原因は不明であり、通常の医師が行なう血液検査では異常が現れない。CTスキャン、MRIを検査しても異常を発見できない。また、この病気が診断できる特別な検査は2015年時点で存在しない。診断が非常に困難な症例が多いが、圧痛点による簡易的な見分け方が知られる。
患者は、男性より女性の方が非常に多く、働き盛りの中高年に発生率が高い。米国での有病率は20歳以上成人のおよそ2%ほど。軽症例も合わせれば推定200万人と言われる、比較的患者人口の大きなリウマチ性疾患であるにもかかわらず、日本の医療機関での認識が遅れている。その結果適正に医療を受けられている患者が極めて少なく、多くの患者は未診断、または、誤診を引き起こしてドクターショッピングを繰り返し、結果的に長く病む状況となってしまっている。
体位変換もできないので往診治療内容にも限界があります
ただ、仰臥位ができるようになれば当院治療にて対症治療ではあるが治療間隔と回数を重ねれば何とか身体疼痛を軽減効果するのではないかと感じた
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