線維筋痛症は「皮膚」の病気ではなく「脳」の病気であることがわかってきた。
突然大きな痛みが襲うのではなく徐々に痛みが増してくる。
レディー・ガガが線維筋痛症の「全身に激しい痛み」で欧州ツアー中止と報道されていた。
線維筋痛症の日本推定患者数は約200万人。
リウマチの患者数70万人より多い(厚労省研究班の調査)
と言われているにもかかわらず難病認定されていません。
30~60代、特に女性に多い。
専門治療を受けているのは約1割。隠れ患者が多い。
全身の筋肉が不定期に痛む。
症状は様々であるが痛みが24時間続く場合もある。
重症の場合は風で髪がなびいても痛く激痛が走るようになり日常生活困難になる可能性もあり寝たきりになるケースもある。
関節の変形など目に見える変化がなく、レントゲン、血液検査でも異常がないため正しく診断、治療できる医師が4割ほどしかいないためうつ病や詐病(病気でないのに病気であるとウソをつくこと。仮病。)と診断されることもある。
1990年米国で定義。 日本国内でも2000年頃定義された。
当院でも40歳代、男性。各専門科病院での検査、すべて異常なしの診断で来院され徒手検査の関節可動域は正常、当時は原因不明で治療しました。調べてみると線維筋痛症ではないかと思われます。
スーパーライザーPX(近赤外線治療器)と鍼灸治療で脳血流を正常化し圧痛を認めている重点部位に照射とすることにより疼痛軽減と消失を目的治療とします。長期治療になるとは思いますが改善の見込みはあると考えます。