寒暖差と自律神経

寒暖差と自律神経

2021.2.9

とある新聞の健康記事『寒暖差と自律神経』

くしゃみや鼻詰まり、皮膚のかゆみ、体のだるさなどの軽い症状がある時、「なぜ体調が悪いのか」と困惑する人も多いだろう。
原因の一つは、自律神経の働きが乱れること。特に、この時期は寒暖差で起こることが多い。
人間は、寒さを感じた時、体を震わすことで体温を上げようとする。一方、暑い時は汗をかくことで体温を下げる。寒暖差が大きいと、この二つを交互に行わなければならず、自律神経の働きが乱れてしまうのだ。「寒暖差アレルギー」とも呼ばれ、鼻水、鼻詰まり、目の乾き、せき、胃腸の不調など、その症状は多岐にわたる。
睡眠不足も自律神経の働きを乱す一因となる。体をつくるために大切な細胞の分裂や再生に支障を来してしまうからだ。
自律神経の働きが乱れやすいのは、体力が低下しがちな高齢者や、筋肉量が少なく体温が低い人とされる。また、ストレスや疲労も大きな要因となるので、リラックスできる時間をつくって暮らしのリズムを整えよう。
長時間の体調不良は受診が必要だが、軽い場合は生活を見直すことで改善できるかもしれない。