特集

起立性調節障害について

  • 2020.10.9
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本当は学校が大好きで友達とも会いたい。勉強をして将来は、こんな職業について、こんな仕事をしたい・・・という夢と希望があるのに、どうしても朝起きることができず無理して学校に行くとドッと疲れて保健室で横になるばかりで、次の日は学校を休む。こんな生活を繰り返していませんか?
周りの大人は「なまけ病じゃないの?」とか「根性が足りないからだ」と、ちっとも自分の苦しさを理解してもらえず、友達とも少しずつ距離ができてしまい寂しい思いをしている人が多いのです。
でも、安心してください。あなたが悩む「朝起きれない」「疲れがとれない」などの悩みは、【起立性調節障害】が原因で起きていることがあるのです。
この「起立性調節障害」が原因の場合は、自律神経の乱れを整えることで改善させることができます。自律神経の乱れはストレスがきっかけになって起こります。
そして自律神経が乱れると体の血行が悪くなってしまい血行が悪くなると体に必要な酸素が不足しがちになり、体に様々な不調を引き起こすのです。これが「起立性調節障害」の症状です。
学生の生活でも緊張を感じる場面は多いのではないでしょうか。
定期的なテスト。相性の合わない先生やクラスメイト。部活動等の責任あるボジション(役付)。
数えたらキリがないですが、年齢が10代そこそこの子供達には、生まれて初めてのストレスばかりで、交感神経が興奮する時間が長くなり自律神経が乱れてしまい交感神経が副交感神経(リラックス神経)にうまく交代することができなくなり身体の血液の流れが乱れて不調につながっていくのです。起立性調節障害は10代の子供達に起きやすい自律神経の乱れにより引き起こされる症状の1つと考えていいでしょう。
そのメカニズムは「ストレスがたまる⇒自律神経が乱れる⇒血流が悪化する⇒酸素が不足する⇒症状が出る」となります。
起立性調節障害には、おもにこれらの症状がみられます。
〇朝に起きられない
起きようと思っても身体を起こすことができない。目は醒めても身体がだるくて動かない。なかには、なかなか目が醒めず保護者が無理矢理起こしたことも覚えていないことがある。この場合には睡眠障害といえるものもある。
〇立ちくらみ
急に立ち上がったときに目の前が暗くなったり、白くかすんだりする。とくに午前中に強い。風呂から上がるときにも起こりやすい。
〇全身倦怠感
身体が重たくてだるい。とくに午前中に強く、午後から程度が軽くなり、夜にはほとんど感じなくなる。
〇食欲不振
午前中は食欲がない、とくに朝起きた後は気分が悪くて食べられない。
立っていると気分が悪くなる:起立した状態で何か作業をする、通学など電車で立っているなどしたときに、気分が悪くなり立っていられなくなる、あるいは倒れそうになる。ひどい場合には気を失ってしまう(失神)。その際に冷や汗が出たり動悸を伴ったりすることもある。
〇失神発作
気を失って倒れてしまう。その場合、前兆(目がちかちかしたり、目の前が見えにくくなったり、気分不良、冷や汗、動悸など)を自覚する場合もあれば、前兆もなくいきなり気を失う場合もある。人によってはくり返すこともある。
〇動悸
胸がドキドキと心臓の拍動が速くなる。とくに午前中に起こりやすく、立ち上がったときや階段を上ったりする際に多くみられる。
〇頭痛
起立性調節障害の子どもの頭痛は、起立性調節障害による頭痛、片頭痛、緊張性頭痛の3つが混在していることがあり、見分けが難しい。起立性調節障害による頭痛は朝、起き上がってから出現し、午前中に多く、午後から楽になる、痛みの性質や状態は片頭痛のようにズキズキすることもあるし頭重感のこともある。片頭痛は午前午後など時間に関係なく発症し、脳に心臓があるかのようにズキズキし、目がチカチカして吐き気や嘔吐を伴うことがある。片頭痛は1~3日持続することもある。緊張性頭痛は精神緊張、僧帽筋や頸部筋の緊張を伴い、肩こりが強く頭を締め付けられるような痛みが多い。タイプによって処方薬も変わる。
〇夜になかなか寝つけない
起立性調節障害は夕方から夜になると気分がよくなり、夜には目がさえて寝つけない。布団に入ってもいつまでも眠くならない。副交感神経(身体を休めるはたらきをする)は夜に活動が増え、朝に活動低下するという日内リズムがあるが、起立性調節障害では夜に活動が増えないので、眠くならない。退屈なのでついついテレビやゲームをやってしまう。保護者からすると、夜更かしの朝寝坊、怠け者、という印象をもってしまう。
イライラ感・集中力低下:午前中は、ほとんどといってもよいほど頭がまわらないボーとして授業にも身が入らない、思考力が低下し考えがまとまらずイライラする。午後からは思考力は回復なるが、勉強が遅れて宿題がたまるのでイライラ感はなくならない。
小学校高学年から中学生の思春期前後の子どもでは、このような朝起きの悪さ、たちくらみ、頭痛、腹痛、全身倦怠などの身体不調を訴えて小児科を繰り返し受診することがあります。
しかし、一般的な診察や血液検査では該当する異常を認めない場合、多くは起立性調節障害(OD)と診断されます。
起立性調節障害は思春期で最も起こりやすい疾患の一つであり頻度は約5~10%と大変に多いものです。

病院では検査しても原因が特定できず対処法として幾つかの薬を処方され自己治癒力に委ねがちです。
しかし、東洋医学では人間の組織や器官の機能を調整する作用や転調作用という体質改善、体質強壮させることは最も得意な分野になります。
2000年以上前から受け継がれた伝統医療には科学では解明しきれない人間本来の能力を引き出すことができるのです。
もし、あなたや家族が「朝起きれない」という起立性調節障害でお悩みなら鍼灸の力を借りてみてはいかがでしょうか。
東洋医学の力で自律神経の乱れを整えることで、これまで薬を飲んでも改善しなかった起立性調節障害の症状が緩和していく例が多いのです。
当院は「朝起きれない」患者さまが来院されますが鍼灸で自律神経の乱れを整えることで起立性調節障害の症状が改善されていきます。
鍼は毛髪くらいの細い鍼(直径0.14㎜(ミリ)ほど)を使用し約2~3㎜(ミリ)体表面に刺入します。
この病気は小学生高学年頃から潜在的要素が多少あり1⇒10には治りません。
観察しながら20回ほどの施術(週2回~3回)を目途に個人差はありますが症状の改善率が上がると思います。
施術による副作用はありませんので、ご安心して受療ください。
鍼灸が苦手の方には副作用がないスーパーライザーPX(近赤外線治療器)のみでの対応もしております。
お子さまが一日も早く発症前の、元気な姿に戻られることを希望し誠心誠意、施術させて頂きます。

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