患者 10代
主訴 頭部絞扼感(締め付けられる感じ)・頭重感
〇現病歴
高校生→会社員になりストレスより2ヶ月前発症し心療内科受診
適応障害と診断され処方された睡眠剤、漢方薬を服用
抑うつが毎朝、起床時にある
*不定愁訴順位
①頭部絞扼感 頭重
②抑うつ 不安感 やる気がでない
③めまい
④全身倦怠感
⑤動悸
⑥息苦しい 寝つきが悪い
⑦肩こり感
〇既往歴
小学4年生時に半年間、不安感を発症
〇一般状態
血圧129/62 脈拍63 体温36.7℃
〇治療内容
自律神経安定の不定愁訴改善に近赤外線治療器(スーパーライザーPX)で星状神経節、頸神経に照射
各症状と全身調整に施鍼、施灸と近赤外線治療器(スーパーライザーPX)照射
〇経過(施術期間 55日:11回施術)
2回目治療前=不変 △実家に引き込まないで外出(散歩)することを提言
3回目治療前=体調60~70% 動悸、息苦しさ=消失
4回目治療前=体調70% 入眠30分
5回目治療前=体調80~90% 睡眠10時間 中途覚醒2回すぐ入眠 外出4時間 不定愁訴ほぼ消失
*1週間に2回の治療
6回目治療前=体調90% 体調安定により今回より1週間1回のスーパーライザーpx照射のみ治療
スポーツクラブに通所される
7回目治療前=体調90% △現在の日常生活を勤務生活時間帯に近づけるよう提言
8回目治療前=体調90~100%
9回目治療前=体調90~100% 早く職場に戻りたい意向
10・11回目治療前=体調90~100% 心療内科より30日分処方箋
*1週間に1回の治療
〇結び
11の症状(身体の不調8、心の不調3)で来院されました
高校卒業し県外就職されストレスから不定愁訴が出現し期間休暇で実家帰省されて心療内科と当院で治療
心療内科処方の薬服用しながら5回目くらいより症状が安定状態に戻られていると判断、しばらくは
心療内科処方の薬服用が必要ですが増悪にならないよう願うばかりです
*適応障害の概要
適応障害とは、生活の中で生じる日常的なストレスにうまく対処することができない結果、抑うつや不安感などの精神症状や行動面に変化が現れて社会生活に支障をきたす病気のことです。
ICD-10(世界保健機関の診断ガイドライン)では、原因となるストレスが生じてから1か月以内(米国精神医学会のDSM5では3か月以内)に発症し、ストレスが解消してから6か月以内に症状が改善するとされていますが、ストレスが長く続く場合には長期間続くこともあります。
適応障害の症状はうつ病や不安障害などと類似していますが、その症状がそういった既存の精神疾患の診断基準に明確に当てはまる場合は、そちらの診断が優先されます。たとえば、明瞭な環境変化があり、その状況に“適応”できずにうつ状態になった場合でも、症状や持続期間などがうつ病エピソードの診断基準を満たすのであれば、診断は適応障害ではなく、うつ病になります。
また、適応障害とほかの精神疾患をある時点では明確に区別できない場合もあり、発症当初は適応障害と診断されても、経過を追ううちにうつ病や統合失調症、不安障害など診断名が変わることもあります。
*不定愁訴(ふていしゅうそ)
「頭が重い」「イライラする」「疲労感が取れない」「よく眠れない」などの「なんとなく体調が悪い」という強く主観的な多岐にわたる自覚症状の訴えがあるものの検査をしても客観的所見に乏しく原因となる病気が見つからない状態を指します。
現在の身体状態、病気の進行度、発症経年月、年齢等によって治療効果に個人差がありますので、
予めご了承ください。
*鍼灸に対し怖い等で躊躇される方は近赤外線治療機=スーパーライザーPX照射(レーザー照射治療)のみでも対応します。
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TEL (0956)40-6666