身体にある「免疫」の機能は病原菌などから身体を守り健康を維持するための防護システムです。
私たちの身の回りには細菌やウイルス、ほこりや汚染物質など身体に有害なものがたくさん存在しています。
そのような物質にさらされても病気にならないのは、それらの有害物質を身体から排除する免疫という防護システムがあるためです。
免疫機能は身体を若々しく健康に保つ力です。
しかし、ストレスが過剰になったり生活習慣が乱れたりすると正常に機能できなくなります。
免疫が正常に機能するための鍵となるのは自律神経がバランスよく働いているかどうかです。
自律神経には交感神経と副交感神経があります。
交感神経はおもに日中、活動している時に優位になります。
全身の活動力を高める神経で血圧や血糖を上げたり血液を筋肉や脳に集める働きがあります。
副交感神経はおもに夜間リラックスしているときに優位に働きます。
身体を回復させる神経で内臓の機能を高めたり免疫機能を正常にする作用があります。
「ストレスは悪い」というイメージがありますが全くストレスがない状態よりも多少はある方が生活にメリハリがつき仕事や勉強も進めやすくなります。
しかし、長期間にわたって強いストレスにさらされると自律神経の働きが乱れ常に交感神経ばかりが優位になってしまいます。
そうなると免疫機能が正常に働きません。
「免疫力」UPヒント
自律神経の働きは心理状態に大きく影響されます。
ストレスに対処することが最も大切なポイントといえるでしょう。
そして生活習慣を見直すことも必要です。
身体を動かす
1日に10分程度の体操をするだけでもよい。
可能ならば、うっすらと汗をかく程度の時間、散歩ができるとよいでしょう。
運動は免疫機能を向上させる他にも生活習慣病を予防したり転倒を防いだり脳を活性化させ るなどの効果があります。
食事
免疫機能を維持するためには良質なタンパク、ビタミン、ミネラルが必要です。
脂肪や糖分ばかりが多くなりがちな洋食に比べて和食は栄養バランスがよくおすすめです。
ぐっすり眠る
夜にきちんと眠れば昼間はすっきり起きて動けるようになります。
昼は交感神経が夜は副交感神経が優位に働くという自然な切り替えをするためにも睡眠のリズムを確保することが重要です。
睡眠不足が長期になると睡眠負債となり免疫力低下につながります。
よく笑う
笑うと副交感神経が優位に働きます。
NK細胞という免疫をつかさどる細胞が活性化されることが分かっています。
たとえ作り笑いでもそのような効果がみられます。
身体を温める
体温が高いとリンパ球が増えて活性化し免疫機能が高まります。
身体が温まると血管が拡張して副交感神経が優位になりリラックスしやすくなります。
入浴はぬるめのお湯でゆっくりと。
体調と個人差ですが適度のお風呂に10分以上つかるとよいでしょう。
シャワーだけでは身体が温まらず交感神経が刺激されるためリラックスできません。
身体を温める食べ物もあります。
根菜類、イモ類、しょうがなど土の中にできるものは身体を温める作用があるといわれます。
リラックスできる時間をつくる
仕事が忙しく、いつも帰りが遅い人は、なかなかゆったりとした時間がもてません。
多忙はストレスから暴飲暴食を招きやすいものです。
仕事を早めに切り上げ30分だけでも早く帰れるようにしてみましょう。
責任感が強くまじめな人は、ついがんばりすぎて無理をしてしまうことが多々あります。
適度に「手を抜く」ことも時には必要かもしれません。
よい生活習慣の人ほど長生きであるという研究があります。
「喫煙をしない」
「飲酒は適度か全くしない」
「定期的に運勤をする」
「適正体重を保つ」
「7~8時間の睡眠をとる」
「朝食を食べる」
といったよい習慣が多くある人ほど身体的・精神的な健康度が高くなっています。
若いころからよい習慣を身につけている人が健康であるのはもちろんですが高齢になってから生活習慣を改善した場合でも健康上の効果があることがわかっています。
生活習慣を改善する時期は若いほどよいのですが、年をとってからでも遅すぎるということはないのです。
当院では免疫力UPの自律神経機能調整、内臓機能改善の治療法を取入れています。
鍼灸・マッサージ・訪問在宅診療
自律神経系疾患・睡眠障害・中程度うつ病・顔面マヒ・ガン補完代替治療
妊活コンディション支援(自律神経機能調整、生理痛・不順改善、子宮卵巣機能改善)
自然治癒力と免疫力を高める鍼・灸・マッサージ・スーパーライザーPX
おのでら鍼灸院
長崎県佐世保市瀬戸越4丁目16番9号(大野モール近く) TEL (0956)40-6666