患者 40歳代 女性
主訴 不安感、動悸
〇現病歴
2年間の海外勤務から帰国後、発症し精神科受診
適応障害と診断され睡眠導入剤、安定剤を服用
昨年、仕事のストレスで心療内科を受診
適応障害と診断され3種類の薬を服用中
婦人科受診=1年半前に閉経 更年期障害2種類の薬を服用
ハウスダストにてアレルギー性鼻炎
*不定愁訴順位
①不安感 動悸(ザワザワする)
②やる気が出ない
③疲労感
④肩こり感
⑤便秘(1回/4日)
⑥目の疲れ
⑦寝つきが悪い
〇一般状態
血圧 124/67 脈拍56 体温36.0℃
〇経過(施術期間 60日:9回施術)
2回目治療前=体調=ほぼ快復したような感じ やる気↑ 便通は毎日
3回目治療前=体調90%
4回目治療前=体調↓ 頭痛=痛み度合い4/10
5回目治療前=体調=気持ち的に70%良好 便通4回/7日 頭痛、腰痛がある
6回目治療前=体調90% 腰痛=痛み度合い3/10
7回目治療前=体調95% 左側腰痛
8回目治療前=体調95% 左側腰痛 便通1回/3~4日
9回目治療前=睡眠5時間 睡眠不足で気持ちが↓ *眠れないので来ましたとのこと
〇結び
8つの症状で来院され問診時「心の病気」と申告されました。
不定愁訴改善、自律神経安定に近赤外線治療器(スーパーライザーPX)で星状神経節、頸神経に照射
各症状と全身調整に施鍼、施灸と近赤外線治療器(スーパーライザーPX)照射
最終治療日から3ヶ月経ちますが、体調良好で元気に、ご精勤されています。
*適応障害の概要
適応障害とは、生活の中で生じる日常的なストレスにうまく対処することができない結果、抑うつや不安感などの精神症状や行動面に変化が現れて社会生活に支障をきたす病気のことです。
ICD-10(世界保健機関の診断ガイドライン)では、原因となるストレスが生じてから1か月以内(米国精神医学会のDSM5では3か月以内)に発症し、ストレスが解消してから6か月以内に症状が改善するとされていますが、ストレスが長く続く場合には長期間続くこともあります。
適応障害の症状はうつ病や不安障害などと類似していますが、その症状がそういった既存の精神疾患の診断基準に明確に当てはまる場合は、そちらの診断が優先されます。たとえば、明瞭な環境変化があり、その状況に“適応”できずにうつ状態になった場合でも、症状や持続期間などがうつ病エピソードの診断基準を満たすのであれば、診断は適応障害ではなく、うつ病になります。
また、適応障害とほかの精神疾患をある時点では明確に区別できない場合もあり、発症当初は適応障害と診断されても、経過を追ううちにうつ病や統合失調症、不安障害など診断名が変わることもあります。
*不定愁訴(ふていしゅうそ)
「頭が重い」「イライラする」「疲労感が取れない」「よく眠れない」などの「なんとなく体調が悪い」という強く主観的な多岐にわたる自覚症状の訴えがあるものの検査をしても客観的所見に乏しく原因となる病気が見つからない状態を指します。
現在の身体状態、病気の進行度、発症経年月、年齢等によって治療効果に個人差がありますので、
予めご了承ください。
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