患者　20歳代
主訴　左側半身が痛い

〇現病歴
数年前より左側半身が締め付けられるような痛みがあり痛み度合いは常に6～10/10
2年前、うつ病発症　心療内科にて抗うつ薬、漢方薬、ロキソニン処方　服用中
頸部運動痛（＋）前屈、伸展（後屈）、側屈、回旋
頸部運動制限（＋）前屈、伸展（後屈）、側屈、回旋
左側大腿後側痛　15歳時に陸上部短距離練習中に肉離れ

〇既往歴
6歳時に大型乗用車に正面衝突され一家全員入院する大事故
アレルギー性皮膚炎　＊軽度光アレルギー

〇一般状態
食欲＝減退
便通＝便秘
睡眠＝7時間

〇徒手検査
膝蓋腱反射（－）　アキレス腱反射（＋）　下肢知覚（－）

〇治療内容
＊近赤外線治療機＝スーパーライザーPX
自律神経症状安定に左側星状神経節＝スーパーライザーPX照射
左側疼痛部位＝スーパーライザーPX照射、細い鍼（直径0.12mm、深さ5mm刺入）散鍼
全身調整＝腹部、背部、頸肩部、上肢、下肢に細い鍼（直径0.12mm、深さ5mm刺入）置鍼と要所穴に間接灸

〇経過（施術期間55日：3回施術）
2回目治療前＝痛み度合い4/10に改善
3回目治療前＝左側半身の痛みはなく天気痛で頭痛のみ痛み度合い8/10　体調70％
自宅静養中だったが体調良好で教育系アルバイトを始められ上司から正社員を勧められている
＊接するにあたり、うつ病の経過は良好と感じられる

〇結び
心療内科より処方されたロキソニン服用のみで痛みを耐えておられ来院されました。
アレルギー性皮膚炎で軽度光アレルギーなので近赤外線治療機＝スーパーライザーPXも軽めに照射。
左側半身痛は脳、心臓疾患も考えられますが特にそれ以上の異常はないのでストレス過多により自律神経の乱れが生じて左側半身痛が出現したと推測されます。
自律神経症状安定に左側星状神経節にスーパーライザーPX照射、要所穴の鍼灸が効果を上げ体調は良好に向かったと考えられます。

光線アレルギーがある方は必ず申し出てください。

現在の身体状態、病気の進行度、発症経年月、年齢等によって治療効果に個人差がありますので、予めご了承ください。

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おのでら鍼灸院
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